世界を終わらせる箱

結構前からチマチマ進めていた『グリザイアの果実』、ようやくひとりぶんのルートが終わったので記念に感想でもちょろっと。

やはり『萌えゲーアワード2011大賞部門金賞受賞作品』、というだけあって大変良質なゲームでありました。
これ系界隈は確か一番新しいものでも『車輪の国、向日葵の少女』（＋FDの『車輪の国、悠久の少年少女』）をやったきりだったと思うので、まず演出の技術の向上というのか、そういった部分に感動した。最近のはほんと…OPアニメを本編中に挿入するんだなぁと…
あ！あとOPムービーにURAさん（いたじゃんRとかのムービー作ってた人）が関わってたと知って一人で興奮してた。切り替え方とかにそれっぽさが…あるかも…

とりあえず内容の方はというと、あらすじとしては何かワケアリな主人公がワケアリな少女たちの集う学園に編入して学園生活を送るというものでして、そんな真新しいものでもないんだけども、なんですかね…まず…

キャラがすごく濃い。

この一言に尽きる。
そしてグリカジといえば、と名物級の扱いを受けるほどになっている特徴が、

下ネタが多い。

しかも生々しい。
ヒロインの中に天音っていう女の子がいるんだがソイツがもうどうしようもないドエロで困ります、作中でもビッチ扱いされてるけど。
しかし実際シモ発言が目立つのは幸とかマキナとかかな…みんな涼しい顔して日常的に下ネタを放ってくるので初見では（というか普段普通の純愛ゲーをやっているプレイヤーは）かなり面食らうんじゃないかと。
あと共通長かったね～～…たぶん短編のRPG作品くらいはあったんじゃないかな…10時間くらいかな……
そこから個別入って5時間くらいですかね、恐らく一周目でボイスしっかり聞いて読み飛ばさない系の人だったらかなり時間かかりそうな。大変密度の高いADVであります。


回収したルートのほうですが、一応全員ぶん回収するつもりで先達に意見を仰いだところ一周目はみちるかマキナとのことだったのでとりあえずみちる。第一印象ナンバーワンだったのでちょうどよかった。
みちる、この金髪（※ブリーチ）ツインテ娘は『嘘ツンデレ』とかいうなんだかややこしい属性を持っており発言は破天荒、端的に言うと『バカ』なんですがまぁそこが大変かわいらしい。
個別に入っていくにつれて彼女が抱えている問題が浮き彫りになっていくわけですが、いつも持ち歩いてるラムネの正体が予想通りのものであったことが発覚したときの爽快感は半端無かった。
あとツンデレとはいえ演技ツンデレなので、リアルツンデレよりマイルドな感じになっていてとっつきやすい。なんというか全体的に庇護欲と嗜虐心の両方をくすぐられるタイプでやっぱりすごく好きだなぁと思いました（小学生並みの感想）。

次は由美子あたりを回収したいな～、みちる√の由美子すごくかわいかった。

いつ頃放映になるのかはまだわからないけど、アニメ化も決定しているそうなのでそれまでには全√回収しておきたいところ。
やはりインプット作業は楽しいなと思った次第。良いものを吸収すると気分が良い。


ではまたいづれ.